ここ数年の大規模災害の影響から、災害医療に高い関心を抱く方が増え、「将来はDMAT(災害派遣医療チーム)の一員として活躍したい」と考える看護師が増えているようです。私は、DMATの発足前から災害医療に携わっていて、日本DMATの第1期生として、新潟県中越地震や東日本大震災などに出動しました。
災害医療との出逢いは、新人時代に参加した「東京都防災訓練」なのですが、まさかこれほど情熱を傾けるようになるとは、自分でもビックリです(笑)。
特に印象に残っているのは、新潟県中越地震ですね。被災地の病院の外来には、800名近い患者様が押し寄せ、職員は自分の家族の安否がわからないまま忙しく働いていて、プロってすごいなあと私は驚嘆していました。その矢先、突然1人の看護師が、声をあげて泣き出したんです。きっと、押し殺していた感情が抑えられなくなったんでしょうね。
そして、数年後の東日本大震災では、都内も大きな被害を受け、私は家族の安否がわからないままDMATの出動準備をしていました。幸い出発直前に家族と連絡が付いたのですが、不安を抱えたまま被災地へ行っていたら、いつも通りの支援活動ができただろうか、と考えました。そうした時でもしっかりとした行動ができる看護師でありたい、と強く思っています。
働く上で、「精神状態の安定」はとても大切なことです。特に看護師は、ケガや病気で辛い状況の方と接する職業なので、心が不安定な状態では、患者様を十分に支えきれないと思います。
新人時代は、さまざまな壁にぶつかり、思い悩むこともたくさんあるでしょう。でも、決して1人で抱え込まず、同期や先輩を頼って欲しいです。自分自身の心身の健康が、良い看護のベースになると心得ていてください。
20年近くゴルフをやっていて、年に2回ほど職場の仲間とラウンドを楽しんでいます。練習嫌いなのでベストスコアは更新できていませんが、先日もドクター主催のゴルフコンペに参加し、思いきりリフレッシュしてきました!あとは、冷え性を改善したくて、「ホットヨガ教室」に行っています。通い始めたばかりなので、いつまで続くかわかりませんが、気長にがんばりま~す★
かなり負けず嫌い(笑)。
辛い仕事でも、笑顔は絶対忘れません。
仕事が辛い時、決して一人で悩まないこと。
心が折れる前に、同期や先輩に打ち明けて欲しいです。