未来の職場リサーチ
先輩:看護師さん (入職3年目) | 新卒で入職。 現在は療養病棟で勤務。 |
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慢性期である当院へ入職。
母親が看護師だったので、幼い頃から自分も看護師になりたいな、なるんだろうなと思っていたんです。ただ、いざ自分が進路を決める際には、母親の勤めていた急性期ではなく、自分の性格に合いそうな慢性期の看護ができる病院に行こうと選びました。
慢性期病院に絞って就活をする中で、やはり地元である八潮市内で働きたいと考え、市内にある複数の病院へ見学に行きました。いくつか回る中で、埼玉回生病院を初めて訪れた際に、先輩や職員同士が仲良く話していたり、食堂に出ている患者様も皆笑顔で、とてもいい雰囲気を感じたんです。それまで一度も来たことのない病院だったのですが、直感的に「ここだ」と思いました。
慢性期病院とは言え、実際に働き始めてみると、予想していたよりも忙しかったですね。急性期病院に比べては落ち着いているものの、褥瘡や点滴などの対応があったり、発熱時には迅速に先生へ報告したりなど、何かとやることは多くあります。医療依存度が高い患者様も多いので、学びの広さも想像以上でした。
教育体制も充実。
それなら、当院の職場環境はぴったりだと思います。当院は患者様と向き合う時間が長く取れるので、多くの看護を行う中で、自分なりの看護観がきっと見つかります。私の看護観は、「顔を見ただけで患者様が安心できる看護師となり、看護を実践する」ということ。私は常にその看護観を持って看護にあたっています。自分ならではの看護観を持つことができれば、迷った時も常に初心に帰ることが気がしています。
当院は、チューターシップとチーム支援型のOJTを取り入れています。実地指導者を中心に、部署全体でサポートしてもらえるので、さまざまな先輩方の看護に触れることができます。他にもレジャーを楽しめるリフレッシュ研修やeラーニングなど、多角的な面から育成サポートが受けられますよ。
私が経験したリフレッシュ研修は、先輩や同期と登山や藍染め体験などを楽しみながら仲間同士の絆を深められるものでした。普段見られない仲間の顔を見られて、仕事中にはできないプライベートの話ができて、コミュニケーションの場として、とてもいい機会なんです。最近はコロナ禍の影響で控えていましたが、今後は少しずつ増えていく見込みです。
高齢者に特化した慢性期医療を経験できます。
当院には、療養病棟が277床、地域包括ケア病棟が34床、計311床があります。高齢者医療に特化していて、長期入院中の患者様のQOLを大切にした看護に取り組めます。比較的症状の落ち着いた患者様が多いです。認知症ケアや看取りに携わる機会も多くあります。
高齢化が進む現代において、今後ますます必要となっていくだろう看護力が磨ける環境だと思います。また職員同士の仲も良いため、幅広い年齢層のスタッフがいる中でも、お互い気さくに話せる雰囲気があります。
ありきたりかもしれませんが、「ありがとう」や「あなたがいてよかった」などの言葉をいただくときは嬉しく思います。自分が行った看護は間違ってなかった、無駄ではなかったと、次へ進むための糧やモチベーションに繋がっています。
看護師の仕事は人を助ける仕事だと思っていた私にとって、初めての看取りはとても辛いものでした。何もできなかったと落ち込んでいた私に対して、当時の先輩がくれた「看護師は助けることがすべてじゃない、患者さんが安楽に最期を迎えるためのサポートを担っているのも看護師で、仕事のひとつ。最期にあなたを選んでくれたんだよ」という言葉は、今でも私の根幹を支えています。
プライベートも大切にできます。
患者様と話していく中で、コミュニケーション能力を少しずつ養うことができていると感じますね。また、患者様の状態を判断するアセスメント能力についても、少しづつですが身についてきている実感があります。
たくさんいます! なかでも特に尊敬しているのは、どれだけ忙しくても周囲への態度や機嫌が変わらず、いつも優しく接してくれる先輩です。いつでも相談しやすくて、私もそういう先輩になりたいと思っています。
公休が月10日あり、希望休も通りやすいので、プライベートも充実できる職場ですよ。
最初のうちは自信がなくて当たり前。当院は、ご高齢の方と関わったり、患者様の最期を看取ったりと、やりがいの多い職場です。しっかりと温かく優しい気持ちで向き合う看護を提供しながら、焦らずに一緒に成長していきましょう。
未来の私はきっと…♪
未来のための教訓 | ● 患者様にとっての最良を、みんなで目指していこう ● 仕事に集中するためにも、オフの時間を大切にしよう |
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