看護師として初めて働いた職場は総合病院の内科病棟で、認知症を抱える高齢患者様が多くいらっしゃいました。「夜間は帰宅願望が強く出て、徘徊してしまうから気を付けて」と先輩から忠告を受けていたにも関わらず、初夜勤では受け持ちの認知症患者様が徘徊して転倒してしまい、猛省した記憶があります。

日中は落ち着いて過ごされる方だったので、昼と夜でこんなに違うの！？と驚いたと同時に、「患者様の様子を1日を通して知ること」って、すごく大事なことだと学びました。日中の丁寧なケアによって患者様は夜間も落ち着いて過ごすことができ、夜間の安眠が翌日の体調の安定につながる…といったように、すべてつながっているんですよね。

一番大切にしているのは、自由な発想で看護を楽しむことです。当院は地域の患者様により貢献できる病院を目指して、現場の意見や提案を積極的に取り込みながら進化を続けています。副院長を兼任する看護部長が柔軟なマネジメントをしてくれるので、スタッフ一人ひとりの自由なアイディアをカタチにしやすい環境があると感じます。

先日も、不安の強い認知症患者様がいて、スタッフから、「不安解消のために、病室のレイアウト変更とお好みの音楽を流すことを行ってみたい」との提案があり、実行してもらったところ、患者様が落ち着きを取り戻しました。初めてのことでも、患者様に良い影響を与えることであれば、「まずはやってみよう！」とGOサインを出すようにしています。

当院で働く一番の自慢は、すべてのスタッフの顔が見え、職種に関係なく協力し合えるところです。家庭的な病院規模なので部署の垣根がなく、他職種ともチームを組んで働ける環境があり、特に看護師と看護補助者の連携は抜群です。

看護師長として、「みんなで看護・介護を楽しむ！キラキラ輝く！」をモットーに、すべてのスタッフが同じ目標に向かって団結できる、最高のチームをつくりたいと思っています。ぜひ、私たちと一緒に、キラリと輝ける看護師を目指しましょう☆