結婚前は数年間、医療事務をしていました。その頃、看護師さんが患者様に寄り添って話をしているのを見て、「看護師になれたらな」という気持ちが芽生えました。その後、結婚・出産を機に主婦になったのですが、同居していた義母ががんになり、夫の2人の姉が看護師なので家で点滴をしていて、私は何もできなくて…。「看護師だったらもっと役に立てたかも」という想いを持ちました。そして、下の子の小学校入学を機に、看護師資格を目指すことにしたんです。

若い人に比べていろいろなことを覚えるのに時間がかかり、大変ではあったのですが、知り合いに訪問看護を受けている人がいて、家の中で看護ができるっていうのはいいな、と改めて感じて、頑張ることができました。

当院は義父が最期にお世話になった病院だったんです。地域密着で、地域ケア病床まであり、何より急性期から回復期まで同じ看護師が見られるのが魅力的でした。他の病院も選択肢にあったのですが、こちらに見学に来た時にスタッフの対応や患者様への接し方がすごく良くて！　決め手はその温かい雰囲気でした。

他の病院と一番違うところは、そこですね。当院は2階が一般病床や地域ケア病床になっていて、3階に療養病床があるんです。急性期、回復期、その後に療養される患者様も、入院してから同じ病院でケアできるんです。入院後の状態を知っているスタッフが、回復した後も関わっていけるのがいいと思いました。

はい。一般病棟で、脳外科・整形・外科・内科など、いろいろな患者様を担当しています。覚えることは多いですが、その分幅広い知識を学ぶことができます。

もちろんです。安心できる環境でたくさんのことを学びながら、成長できますよ。先輩看護師がついてくれて、ケアナースと一緒に仕事を進めていきます。勉強会や研修の機会は多いですし、業務を進めながら、吸引のこと、カテーテルのこと、採血のことなど、実際にやってみながら「ここはもっとこうしよう」など、丁寧にアドバイスももらえます。

いつ質問しても、その場で先輩が的確なアドバイスをくれるので、本当に聞きやすいし働きやすいです。研修も、看護部内のレベル別研修や、多職種との合同研修も月に1回は開催されています。医師が講師となる勉強会もすごく勉強になりますね。ドレーンバックの細かい注意点とか…実践で役立つ知識ばかりです。

そうです。病棟内の勉強会で、採血やカテーテル、認知症対応などを学び、実践して身に着けて行く、という流れですね。ナーシングスキルを中心に、褥瘡、身体抑制、薬剤の基礎知識など、…本当に多彩なテーマで学べるんですよ。

受け持ちの患者様から「あなたの顔を見るとホッとする。今日もリハビリ頑張るわね」と言われたりすると、自分でも安心させてあげられるんだ、と思えますね。寝たきりだった患者様が歩けるようになって元気に退院される姿を見たり、離床を怖がっていた人がどんどん元気になっていく姿を見られるのは、とても嬉しい瞬間です。

とてもショックだったできごとがあります。骨折で術後経過がよくなかった患者様がいらっしゃって、「自力で排便がしたい」という要望をいただき、先輩看護師とポータブルトイレを置いて見守りながらやってみることになったんです。しかし、その時に多量の排便があり、急激に血圧が低下して数十分後に亡くなってしまい…正直、自分を責めたりもしました。

患者様の要望を叶えられた一方で、いつも何かが起こる可能性があるのだということを改めて学びました。患者様は健康な人とは違うということを、念頭に置いてやっていこうと決意を固めることができました。「自分のせいで…」となっていた私を丁寧にフォローしてくださった先輩の存在のありがたさも感じました。

常に患者様の立場に立って、その方の背景を考えた看護を提供することです。例えば初めての入院では環境の変化もあって不安になったり、高齢者であればせん妄になるケースも多いと思います。限られた時間の中で話を聞き、自分の話し方や声のトーンを穏やかにして落ち着いて対応することで、信頼のもと治療を進めていただけると思っています。

お休みもしっかり取れますし、残業もほぼないので、すごく働きやすいですね。子どもが4人いるのですが、子どもたちとの時間を大切にできています。

駅から5分程度なので通勤に便利なのはもちろんですが、近くにはショッピングモールの「アリオ亀有」があって必要なものがほとんど手に入り、映画館などもあって、嬉しいですね。

当院は商店街の「亀有ゆうロード」の中にあるんですが、商店街にはおいしいカフェやご飯屋さんがたくさんあります。そちらもおすすめです。昔からあるお店も多くてすごくお得なんです。名物の亀有メンチはテイクアウトできて、12種類もある中から選べます。私のオススメはチーズ味です！

瞬時に状況を判断して、確実にテキパキと行動する先輩看護師に近づけるようになるのが目標です。受け持ち患者様の看護の振り返りをしたり、知識や技術を高めて、まずは急性期の患者様を看護できるようになりたいです。