親も看護師をしていたので、幼い頃は毎日忙しく働く母の姿を見て、大変な仕事だなぁと感じていました。それでも専門性のある仕事でキャリアを積む姿を見て、一生涯使える看護師の資格に魅力を感じるようになり、自分も同じ道に進むことになりました。
新人時代の失敗は山ほどあり、インシデントも多いほうでした。でも、だからこそ医療安全に興味を持ち、当院で医療安全管理者としての活動をしていた時は、失敗の経験が参考にもなりました。新人の頃の失敗から得られるものは多かったと思います。
仕事自体が辛いと感じたことはあまりありませんでしたが、子育ての時期はもう少し子どもとの時間をつくりたいと考える時期はありましたね。その子どもたちもあっという間に成人し、現在は社会人となり自立しています。
私の場合、プライベートでネガティブな出来事があったりしても、仕事に没頭していると気持ちを切り替えることができたり、やりがいを持って臨むことが励みになったりしてきたので、看護師という職業を続けていることが自分を助けてくれていると感じることが多々あります。
看護師だって人間ですから、コンディションが良い日もあれば悪い日もあります。でも、身体も気持ちも不調な状態では患者様に良い看護を提供できませんよね。だからまず、規則正しい食生活をして、十分な睡眠をとり、、自分自身のコンディションや、プライベートを整えることをしてほしいと思っています。
ワークライフバランスを推進する当院では、残業時間は月平均5時間以内で、有休消化率は約80~90%台を実現。目の前には熱海の美しい海が広がり、さまざまな観光名所やビーチもすぐそこという魅力的な立地です。新人だからと言って頑張り過ぎず、適度に息抜きをしながら患者さんに必要な看護を考えていきましょう。
最近のオフは、文字通り完全に「スイッチオフ」になってボーっと過ごすことが多いです。基本的には無趣味ですが、アロマテラピーに関する資格を取得しており、今後はもっと自分時間に取り入れ楽しみたいと思っています。将来的には、例えばフットケアなどのケアや、職員についても希望者にはアロマテラピーの時間を提供するのもありかな、と考えたりもします。
周囲からは否定されることが多いですが、
自分では「ずぼらで小心者」だと思っています。
社会人として、そして人との関わりの中で当たり前のことを当たり前にできるようになってほしい。そして、看護師としてのプライドを大切に、専門性を磨き続けてほしいです。