私の社会人デビューは販売職でしたが、リーマンショックを経験して安定した業種に憧れるようになり、手に職を付けようと前職を退職して看護学校に進学しました。初めて働いた病院は通いやすさだけで決めてしまったせいか、忙し過ぎる職場環境や人間関係に悩むことが多かったです。
新人時代は内科病棟に勤務していて、点滴の投与速度を2回連続で間違えてしまったことがあったのですが、先輩にミスを責められ、すごく落ち込んでしまいました。もちろん自分が悪かったので反省しましたが、その後もその先輩と良い関係が築けず、しばらく職場に行くのが辛かったです。
乗り越えたとは言えないかもしれませんが、その先輩が働く部署から異動し、物理的な距離を取りました。
その後、結婚して子どもに恵まれ、もっと家族との時間を大切にできる職場で働きたいと思い、当院に入職したんです。当院は学生時代の実習病院で、職場の雰囲気も温かい印象でしたし、「9時~17時の実働7時間で、残業はほぼゼロ」という働きやすさにも魅かれました。
入職時には、私に幼い子どもがいると知った看護部長から、「家族を第一に考えて働いてくださいね」と声をかけられ、思いやりのある上司のもとで働けて幸せだな、自分もこんな上司になりたいと感じた思い出があります。
学生時代にどんなに成績優秀でも、看護師になって毎日笑顔で働けるかどうかは職場次第と言っても過言ではないと思います。職場環境をより良くしていくことは管理職の大事な役割なので、新人さんの成長を支える教育を充実させることはもちろん、メンタル面も支えていけるよう、疲れやストレスのケアもしっかり行っていきたいです。
一緒に働く仲間には、自分や家族の笑顔と健康を一番に考えてほしいですし、悩みがあればいつでも相談に乗るので、一人で抱えずに頼ってくれたら嬉しいです。
4歳と2歳の子どもと遊ぶことです。我が家はみんな音楽が好きなので、自宅にはギターやドラムなどの楽器が揃っていて、休日は妻や子どもたちと楽器の演奏を楽しんでいます。当院は休みの希望が通りやすく、入園式・運動会・七五三などの子どもの行事には必ず参加できるので、これからも子どもたちの成長を見守りながらいろいろな趣味を一緒に楽しんでいきたいです。
おおらか
辛いことがあったら、
一人で抱え込まずに相談してほしい。