成長・向上していこう!
2015年に同法人の「熱海 海の見える病院」のオープニングスタッフとして入職し、同病院の看護部長を務めた後、2020年に当院に異動して看護部長に就任しました。新人時代は大学病院で働いていて、ある時、勤務表を見た同期がポロっと「この勤務きついな~」と本音を漏らしたことがあったんです。運悪くその言葉は勤務表を作った主任の耳に入ってしまい、「もっと良い勤務表がつくれるのね、ありがとう」と、新人全員で勤務表を作る課題が出されました(笑)。同期みんなで夜遅くまで作成を試みましたが、思った以上に難しく、翌日全員で主任に謝罪することに…。後日、主任から勤務表作成時の基準について説明を受け、猛省した記憶があります。
私は手術室勤務が長く、緊急手術後に命を助けられなかった時には自身の無力さを強く感じて落ち込みました。同僚や医師に想いを打ち明けると、みんな同じ想いをしていて、ある医師が「自分たちは救急隊が直接手術室に搬送した患者様を最短で手術開始できるように準備しているが、それでも間に合わない、助からない命もあるということだよ」と話してくれた時、もっと短時間にできることを考えなければ!と、少し前向きになれました。
私の看護師人生は、思っていない方向に転がり出すことが多かったのですが、結果的には自分にとってプラスになっていることばかりだと感じています。感染管理認定看護師の資格取得当初は管理職に就くつもりはなかったのに、看護部長として働く今がとても楽しいのも、それです。みなさんもきっとこの先、思い通りにいかないことも多いでしょうが、望まぬ転機をチャンスに変えていく力も大切で、目の前の仕事を一生懸命頑張る姿勢が未来を切り拓くのだと思います。一緒に頑張りましょう!