幅広い看護の経験を積んで欲しい。
看護の道を志し、生まれ育った新潟から上京した私は、准看護師として働く中で結婚・出産・育児を経験しました。自宅から通いやすいという理由で「苑田第一病院」で働き始めたのですが、仕事に夢中になるうちに「看護師の資格が取りたい」という目標ができ、子どもが小学校高学年の頃に看護学校に入学したんです。進学を機に一度退職したものの、資格取得後の2001年に当院に再就職し、キャリアを積んで看護師長に就任。2010年には「苑田会人工関節センター」の開設メンバーとして異動を経験し、2017年からは再び当院に戻って看護部長を務めています。自分の看護人生を振り返った時、一番記憶に残っているのは、キャリアの岐路に立った育児期ですね。新人時代のエピソードと言えば、「初夜勤にドキドキ!」など、初々しい悩みが思い出されるくらいかな…(笑)。
私のように結婚・出産が岐路となる場合もありますが、最近の新人さんを見ていると、仕事に慣れてきた卒後3~4年目に、「一つの病院しか知らなくていいのだろうか」「他の病院も経験してみたい」という考えに至る方が多いです。広い視野を持つことはとても大切で、新しい挑戦は大きな成長につながりますが、私は退職という選択ではなく、苑田会グループ内での異動を提案しています。同じグループに長く務めていると、昇給や昇進のチャンスが得やすく、キャリアアップに対する支援も受けやすいなどのメリットも多いですから、必ずしも転職するのがベストではないと思うんですよね。
急性期から慢性期まで、さまざまな病院を展開する「苑田会グループ」で働く魅力の一つは、多様なキャリアプランを描けることです。ぜひ、幅広い看護に触れ、いろいろな先輩方から学び、自分にとって「理想的な働き方」を見つけてください。皆さんの活躍する姿を楽しみにしています!